2005
【VOL.107(7月号)雑感】
 世の中「クールビズ」のオンパレードである。サラーリーマンは、勤務時間中は「ノーネクタイ」「ノー上着」の「クールビズ」で、勤務時間が過ぎれば挙って「クールビール」である。暑気払いには、喉越しにグッとくる「クールビール」であろう。「クールビズ」のお陰で、経済「高価」(効果)のあった業界もあれば、経済「降下」のため「クール」を通り越して「コールド」、寒くなった業界もあると聞く。ネクタイ業界が、経済「降下」をもろに受けたようで、「ノーネクタイは、死活問題だ」と、首を撫でている。確かにネクタイを外すとラクである。ただ、何か首も心もしまらない感じで、シャキッとしないと言う向きもある。「外国人を相手にしているようだ」と、好色漢が言ったとか。何のことかわからぬが、「クールビズ」は、色々なところで話題になるものである。
「クールビズとかけて」「遅刻しそうになった社員ととく」「そのこころは?」「よし!ランニングで行こう!」とは、読者からのメールである。面白い!もともと「クールビズ」とは「クール・ビジネス」から来たもので、「地球温暖化防止・チーム・マイナス6%」の国民運動を成功させようと、官民一体となって、我国の温室効果ガス削減約束「マイナス6%」達成に、一役買おうと言うものである。ノーネクタイ、ノー上着で、体感温度・マイナス2度の効果があると言う。快適な環境で、業務の効率を高め、誰よりも早く帰って「クール・ビール」である。過去には「省エネルック」とか「夏時間の設定」とかが、話題になった。いずれも話題先行で、花火に例えるならば、「センコー花火」である。歴史は繰り返されるもの。中には、「マイナス6%」が、経済成長率とカン違いして、不景気を嘆いている人もいたとか。「クールビズ」にも、オシャレ・センス」が要求されるようである。そんな研修会があるとか。筆者のような無骨者にはついて行けない現象であり、「センスがなければ、ウチワがあるさ」と、シャレにもならないことを考えてしまう。もっとも、「シャレ」に「オ」が付けば「オシャレ」であるが・・・・・・・・・・?
これもクールビズのせいか、談合、癒着と、「エリを正す」ことのできない事件が起きている。「公団事件」、笑うに笑えない。同じ『コウダン』ならば、「講談」が良い。「エリを正せOB!」と、「愛しのエリー」が言っていた・・・・・・?『OBは、ゴルフじゃないよ、ダンゴ(談合)だよ』それにしても、知恵の働く人はいるものである。しかも『悪知恵』だから、始末が悪い。「オレオレ詐欺」「振り込めサギ」で、今度は「リフォームサギ」(ツギツギサギ?)と、まさにツギツギと悪いことを考えるものである。『悪(アク)が強い』と言うべきか。同じ「アク」なら、『灰汁(アク)』が良い。本来「アク」とは、『灰汁』と書き、「灰を水に浸したときの上澄み」のことである。『灰汁が強い』が正しいのだが、最近どうも「悪が強い」と感じてしまう。灰汁の持つ味には、「エグ味」「苦味」「渋味」があり、人によってはどれも、不快な味覚感である。ところが、この「灰汁」の強い山菜グループには、「ワラビ・独活(ウド)・ゼンマイ・タラの芽」があり、この種の「エグ味」が、またたまらない味なのである。人間に当てはめてみると、『灰汁の強い人』とは、『その人の持つ、独特の強い個性』とでも言おうか。これがまた、何か人を強く引き付ける魅力ともなっているのである。かつて、「個性の伸長」と言う言葉が、教育界で盛んに使われていたが、個性=自由(わがまま)と勘違いしたらしく、「良いところを伸ばす」教育が、いつのまにか「わがままを許す」結果になり、やがて放任主義へと、変革していってしまった。「セカチュウ」ではなく、「ジコチュウ」であった。大人になったら「アルチュウ」にならないように気をつけてほしいもの。「ツギツギ」と「悪の強い人」には、なるまいぞ!なるまいぞ!昔から、「悪の栄えたためしはない」と言うではないか。話題を変えよう。
「ユウセイコッカイ」。どっちが「ユウセイ」かわからぬが、国会では、郵政民営化法案が、大詰めを向かえている。国民には、よく中身が見えてこないが、ただ「ユウセイ・ユウセイ」と、数合わせで「郵政」を優勢にと、その成立にハッパがかっている。議員の先生方も大変である。選挙で落ちれば、ただの人だから、自らの信念に基づいて投票ができない人もいるに違いない。『灰汁の強い政治家』でも良いではないか。国民のために、ぜひ力を貸してほしい。国民の生活に直結する法案が、疎かにされないように注意を喚起したい。緊張感のある国会審議を望むものである。そんな中、関東地方に大地震の前触れのような、震度5の「強い地震」がおき、ちょっと肝を冷やした。案の定、政府の震災対策機能が、不十分であった。幸い、大事故はなかったものの、緊張感の欠如である。都市型の地震では、3つのG、「ガラス、ガス、ガソリン」が危険であることを、この機会に考えておきたいものである。追い討ちをかけて、台風7号が風雨をもたらした。自然が「ユウセイ」(優勢)であったことは、間違いない。『セイリョクガツヨク、ナミノオオキサデハナイ』と、テレビが言っていた。「ドウ・ユア・ベスト、アスベスト」『アスベスト』問題は、健康被害問題。すでに何十人もの被害者が出ている。明日ベストではない。今日大変なのである。安全対策に手抜かりはなかったか。さて今回の話題は、夏枯れである。こう暑くては、知恵も出ない。しかし高校球児のハツラツとしたプレーを見ていると、まだまだ頑張らねばと思う。ピン・ピン・コロリ。この世とおさらばするまでは、健康でありたい。健康こそ、家族、国家の願いである。ひまわりの大輪が、暑さに頭をたれている。(7/30安達)