2005
【VOL.106(5・6月合併号)雑感】
荘厳にして優雅、華麗にして勇壮。
 神田祭、「天下菜」の扉が、四百年の時を経た今も、神田っ子の「セイヤセイヤ」の声と共に、その歴史を開いた。時は5月14日、神幸祭の始まりであった。二年に一度の神田祭を、江戸っ子は、首を長くして待っている。どういうわけかこの時ばかりは、いい大人が子供に戻るのである。粋ないでたちが、「セイヤ」の掛け声に合う。「早くせいや!」もたもたしてはいられない。駿河台下交差点で車をストップさせ、ど真ん中で神輿が、人が、入り乱れて揉み合う。「セイヤ、せいや、聖夜、性夜!」荘厳である。

今年は何が神様の意に反したのか、15日正午、「突然の大雨、雷、あられ」で、天下祭をかき乱した。乳房が浮き出るほど急な土砂降り。「あられもない姿」に、夢から覚めた思であった。

「五月雨を 集めて速し 富士見坂」

小川町三丁目西町会の神酒所が、急流に流されそうになったとか。神のみぞ知る突然の雷雨に、【アメダス!】と言ったかどうか。「ハーレルヤ、晴れるや!」

「梅雨時は お釈迦様でも アーメ(雨)ンだ」

いろいろなこと思い出す神田祭であった。この季節は、木々の青さや、道端に咲くツツジの花が、美しい。

この祭りが終わると、季節は夏へとその衣を変えていくのである。鬱陶しい梅雨を越えなければならないが・・・・・。

そういうこととは、ツユ知らずである。

さて、誰が付けたか知らないが、『五月病』という、困った、やっかいな病気がある。新入社員が良くかかるらしい。

厳しい就職戦線を勝ち抜き、期待に胸と腹をふくらませて入社したものの、理想と現実のギャップに悩み苦しみ、退社への道を歩む。ニートの増加である。紙上では、この「ニート」なる言葉が踊っている。定職に就かない若者たちをこう呼ぶようだが、アルバイト、フリーター、ニートなど、時代と共に変る呼び名もまた、進化しているように聞こえる。

新人は、田舎の麦畑である。「良くコエかけてやる」ことが大切だ。「肥え」ではなく、「声」である。先輩は、新人と真剣に向き合い、コミュニケーションをはかること。悪いところを指摘し、直すことも大切だが、良いところを見つけ、誉めて、おだてて、感動させることが得策。新人は、上司や先輩を選べない。

人を誉める「おもてなしの心」が必要で、自分の魅力に気づかせ、良さを確認させながら、育てたい。教育は忍耐が必要。

上司は、本人の可能性を見抜く目を養おう。『職場はナマ』、生きている。

夢とロマンを持ち続けさせ、『満足から感動へ』と、導きたいものである。そのために「良くコエかけて」育てたい。

「こえかけぇて、声かけぇて、すがりつきたいのー」(昔の歌だった?)

5月31日は世界禁煙デーだった。健康のため、タバコの吸いすぎに注意だが、

【都合が悪いと ほら、すぐタバコ

  そうして私を 煙(けむ)にまく】か。

そして6月。

相変わらず事件、事故のオンパレードである。過去の教訓が活かされていないのが実情で、残念である。談合、振り込め詐欺、顧客情報の漏洩、航空機事故、それに交通事故である。「自分には関係ない」のではなく、「やがて自分にも」関係してくると思っていた方が良い。今の世の中、何が起きるかわからない。男と女の関係も同じか?

【男はつらいなあ、寅さんよ!】

【男には、超えなきゃならねえ3つの「場」があるぜ。】

【兄貴、一体そりゃあ何だね!】

【修羅場に土壇場に、正念場よう!】

【女にはないのか】

【女は、うーん?濡れ場よなあ!】

こんな会話があったかどうかわからないが、修羅場をくぐった事がないので、生意気なことは言えない。男の安住の地は、「風呂場」に「トイレ」だと言う。心がなんとなく休まるらしい。

【タオル乗せ、風呂場で鼻歌、マイウエイ】【アニョハセヨ 俺のトイレは あの端よ】【濡れ場では、ア行とハ行の、せめぎ合い】

6月の話題としては、ちょっと寂しい感じになって来たので、修正しよう。

紫陽花が、白、青、ピンクの花びらを、しとしと降る雨に、その美しさを惜しげもなく、さらしている。【花は見ごろで、番茶は出ごろ、酒は飲みごろ、オレごろごろ】 どこかテレビのコマーシャルに似た文句になってしまった。残念!

日本語には「似て非なるもの」がある。たとえば「病院と美容院」、「医師と石」である。「美白」をチカンしたら「美は苦」と出た。年をとるとイシにお世話になるもの・「ああ、医師か」と思いきや『石』しかも『墓石』である。ああ、ハカない運命!

子供が親を殺したり、弟が兄を殺す事件が続いた。悲しい時代である。国の根本は、教育である。小手先ではなく、抜本的な改革に取り組まないと、21世紀を担う人材が、育ってこない。【苦髪楽爪】

(くがみらくつめ)苦労していると髪の伸びるのが早く、楽をしていると爪の伸びるのが早いと言うこと。人間、楽することばかり考えていると、ろくな事をしない。子供の頃から多少は苦労をさせ、体で覚える経験が、後の財産になる。

今風に言えば、「現場、現実、現物」の、いわゆる【三現主義】での教育である。

共育・協育、これもまた大切なこと。

それにしても、サラリーマンは辛いなあ。また増税だってさ!風邪をひきそう。【ゼイ・ゼイ・税】大変だゼイッ!

【税改正、それをやるなら、税かえせ】

【所得税 所得増えずに、なぜ増える】第一生命サラリーマン川柳の作品である。税金払ってもいいが、何か得した気分になれるものがほしい。

世はパソコン時代。学習しないと置いてかれる。と、変換したら「老いて枯れる」と出てしまった。髪のない悲しさ。

【髪の毛の、保険があったら、入りたい】紫陽花の水玉が笑っていた。(6/27安達)